本尊の形式には、お姿のある仏像と、絵像の掛軸があり、寸法は仏壇内部の大きさに合わせて選びます。一般的な仏像の材質には、木彫仏像や鋳造仏像などがあります。また仏像の種類は、如来・菩薩・明王などに分類されます。
材質
木彫仏像
木の種類は桧、榧、樟、柘植、白檀などが多く、造りは一本の木材から造る一木造りと、数点の木材を組み合わせて造る寄木造りがあります。
乾漆仏像
木で原型を造った上に、麻布を漆で塗り固め表面を仕上げます。乾漆仏像の特徴は、ボリュームがあるがポーズがやや単調なところです。
鋳造仏像
鋳造仏像は、土で原型を造り、蝋を塗って細部を彫刻します。 そのまわりを土の外型で覆って焼くと蝋が溶けて空洞ができ、そこに溶かした金属を流し込みます。